皆さんこんにちわ~
最近スマホゲームをやることが減った設計部の小川です。
もう9月ですね~皆さんは夏休みは充実に過ごせましたか?

今回は某半導体物質加工工場のニーダー用モーターの修理について説明します。

目次

  • 1.ニーダーとは?
  • 2.今回の修理案件
  • 3.修理手順
  • 4.対策法
  • 5.まとめ
  • 6.お問い合わせ

1.ニーダーとは

ニーダーとは容器の中で2枚のブレード(羽)を回転させることにより、投入された材料(粉末と液体)を混練する装置です。
2本のブレード間隙とブレードと槽の間隙でせん断作用を発生させます。
2本の羽根は回転比を有すると共にねじれた形状になっており独自のせん断力を有しています。

画像1ニーダー用モーター(左画像:ベルト側、右画像:冷却ファン側)
ニーダー用モーター(左画像:ベルト側、右画像:冷却ファン側)

 

2.今回の修理案件

長年の使用によって粉末がモーター内に蓄積されていた影響で、モーターの内部の銅ワイヤーやベアリングが焼けていて作動できない状態でした。なので脱着及び分解してコイルのワイヤーの巻き変えとベアリングの交換と清掃を行いました。

 

3.修理手順

以下の内容を10日間で行いました
まず工場からモーターを取外し弊社の工場に持ち込みました。

 

画像3トラックに載せ運搬するモーター改

トラックに載せ運搬するモーター

以下の手順で分解と清掃を行いました。

画像4-1・まずベルト側のローラーのメカロックを取り外す為にネジを抜き取ります

ベルト側のローラーのメカロック

まずベルト側のローラーのメカロックを取り外す為にネジを抜き取ります。

 

画像4-2・ギアプーラーを使ってメカロックを取り外します

ギアプーラーによるメカロックを取り外し

次にギアプーラーを使ってメカロックを取り外します。

画像4-4・ベルト側のローラーを外します。

ベルト側のローラーを外されたモーター

ベルト側のローラーを取り外します。

画像4-5・冷却ファンを取り外します。

冷却ファン側の取り外し作業

冷却ファンのボルトをレンチで取り外します。

画像4-6・冷却ファンを取外した後、冷却ファン側のブラケットに焦げてこびりついた粉末をワイヤーブラシである程度掃除します。

冷却ファン側のプラケットの清掃

冷却ファンを取外した後、冷却ファン側のブラケットに焦げてこびりついた粉末をワイヤーブラシである程度掃除します。

画像4-7・次にギアプーラーでメカロックを取り外します。

ギアプーラーによるメカロック取り外し作業

次にギアプーラーでメカロックを取り外します。

画像4-8・ギアプーラーの構造上ある程度引き抜くと抜き難くなるので治具を挟みながら外します。

ギアプーラーと治具によるメカロック取り外し作業

ギアプーラーの構造上ある程度引き抜くと抜き難くなるので治具を挟みながら外します。

画像4-10・ベルト側の方のモーターエンドブラケットをバールなどを使って慎重に取り外します。

ベルト側の方のモーターエンドブラケットの取外し作業

ベルト側の方のモーターエンドブラケットをバールなどを使って慎重に取り外します。

画像4-12・ギアプーラーを使い冷却ファン側のブラケットを外します。

冷却ファン側のブラケット取り外し作業。

次にギアプーラーでメカロックを取り外します。

画像4-14・ベルト側のローラーベアリングを取り外す為に溝にドライバーを差し込みこじ開けます。

ベルト側のローラーベアリングを取り外す作業

ベルト側のローラーベアリングを取り外す為に溝にドライバーを差し込みこじ開けます。

画像4-15・ローラーベアリングを取り外しやすくする為にバーナーで熱を与えます

ローラーベアリングをバーナーで加熱

ローラーベアリングを取り外しやすくする為にバーナーで熱を与えます

画像4-16・ローラーベアリングが温まっている内にギアプーラーで取り外します。

ギアプーラーによるローラーベアリングの取り外し

ローラーベアリングが温まっている内にギアプーラーで取り外します。

画像4-18・ギアプーラーでオイルシール付きベアリングカバーを取り外します。

ギアプーラーによるオイルシール付きベアリングカバー取り外し

ギアプーラーでオイルシール付きベアリングカバーを取り外します。

冷却ファン側の手前側のボールベアリングを取り外しやすくする為にバーナーで熱します。

冷却ファン側の手前側のボールベアリング取り外し作業。

冷却ファン側の手前側のボールベアリングを取り外しやすくする為にバーナーで熱します。

画像4-19・ギアプーラーを使って手前側のボールベアリングを取り外します。

ギアプーラーによる手前側のボールベアリング取り外し作業

ギアプーラーを使って手前側のボールベアリングを取り外します。

画像4-21・外せたら次のローラーベアリングも同じようにギアプーラーで取り外します。

ギアプーラーによるローラーベアリング取り外し作業

外せたら次のローラーベアリングも同じようにギアプーラーで取り外します。

画像4-22・外せたら一番奥のボールベアリングを取り外します。

一番奥のボールベアリングを取り外し作業

外せたら一番奥のボールベアリングを取り外します。

画像4-23・そしてオイルシール付きベアリングカバーを取り外します。.改

オイルシール付きベアリングカバーを取り外し作業

そしてオイルシール付きベアリングカバーを取り外します。

画像4-24・ベアリングとオイルシール付きベアリングカバーをすべて外したら軸を取り外します.改

ベルトとクレーンによる軸取り出し&運搬作業

ベアリングとオイルシール付きベアリングカバーをすべて外したら軸を取り外します。軸部分はかなりの重さなのでベルトとクレーンで吊り上げて傷つかないように運びます。

 

画像4-25・画像のプラケットやカバー本体などを清掃します。

プラケットの清掃

画像のプラケットやカバー本体などを清掃します。

画像4-26・カバー本体内部のコイルを新しく巻き変えたものに取り替えました。

新しく巻き変えたコイル

カバー本体内部のコイルを新しく巻き変えられたものに取り替えます。

画像4-28・巻き変えたコイルが正常に電気が正常に流れるか測定試験を行います。

コイルの電流検査実験

巻き変えたコイルが正常に電気が正常に流れるか測定試験を行います。

そしてその後軸部分に新しいベアリングとオイルシールを取り付けて組み立てて現場で元の場所に取り付けて修理完了です。

4.対策法

今回の場合、モーター内部に溜まった粉末が摩擦熱によって焦げてしまった事が故障の原因でした。
このような粉末を扱う場所でのモーターは定期的に内部をダストブロワーなどを使って掃除するようにしましょう。

5.まとめ

弊社ではメーカーを問わずこのような工業用機械のモーターの修理を数多くこなした実績があります。
下記の連絡先に気軽にお問い合わせください。

6.お問い合わせ

TEL 027-324-8748 メール info@shuuwaeng.com

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「機械保全・修理110番」編集部

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ニーダー用モーターの修理について


2019.09.20

「機械保全・修理110番」編集部 「機械保全・修理110番」編集部


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